マンハッタナーズ オフィシャル オンライン ショップ

額縁に入った猫の肖像画をずらりと描いた「猫の肖像群」という作品が1999年に描かれました。長い時を経て描かれた今度の作品は額縁猫絵コレクションの第2弾で、キャンバスの大作です。描かれた額縁猫絵は実に多彩で味わい深いものが揃っています。大きな作品をどーんと飾る代わりに、この作品のように小さな作品を集めて壁面を飾るのも素敵でしょう。2022年の制作スタンスは、猫をどう描くかを先に考えてから景色を持って来るというものでした。この作品はどうやら猫をどう描くかを考えていたら、猫だけで完結してしまったというもののようです。2022年の新作にミニキャンバスで構成した作品が2点ありますが、それらもこの類かと思われます。ニューヨークの背景をあしらわない“猫だけ作品”を描いている久下氏は肩の力が抜けて、実に楽しそうに見えるということも言い添えておきましょう。

ヴィレッジに行くたびに目にする花屋さんで、ここを見ると、長く商売を続けている店の持つ風格のようなものを感じて安心すると久下氏は言います。店先は季節で花が変わり、祝祭に応じて飾り付けも変わります。ニューヨーカーは家に花を飾り、果物をテーブルや玄関先に盛り付けて置いたりすることが多いようです。香りは生活の大きな要素で、キャンドルや芳香剤もろもろ、香りの商品は実に種類が豊富だとよく思うそうです。ニューヨークに来た頃は、切花を売る店の多さに驚いたものだと久下氏は振り返ります。数ある花屋の中でもこのヴィレッジの花屋さんは、長い間雰囲気よろしく店を構えていることに感心しているようです。

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